断食で腸内環境を改善

断食で腸内環境を改善する


最近、とくに女性のあいだで健康増進のために流行しているのが「断食」です。半日や1日、もしくは3日などの期間、水分以外に食物を摂らないようにすることで胃腸を休ませるというもので「ファスティング」とも言われます。


断食によってふだんはフル稼働している胃腸を休ませて、正常な機能を取り戻すことが目的です。また胃腸をキレイにすることによるデトックス効果も期待されています。


この断食という行為は、ストレスにつながる場合は悪玉菌を増やす原因になりますが、きちんと正しくおこなえれば腸内環境を整えることにつながります。ここでは、腸内環境を改善するための断食の方法について、詳しく説明します。


断食とは


断食とはファスティングとも呼ばれるもので、半日や1日、または3日などの期間、水分以外のものを摂らないようにすることを言います。


ふだんの食事で、胃腸は休むことなく食物の消化・吸収に追われますが、基本的には毎日3回の稼働というのは胃腸にとっては大きな負担であり、もっと休養期間が必要だとされています。


休みなく働かせることで正常な機能をうしない、体調に支障をきたすというように考えられており、その状態を避けるためにおこなうのが断食です。断食には腸内をキレイにすることによるデトックス効果も期待されているようです。


なるべく固形のものは摂らないようにして、必要な栄養素は「酵素ドリンク」という、酵素を多く含んだ飲料を摂ることで補います。消化・吸収をせずに胃腸を休ませることが基本なので、固形のものはまったく摂らないことが重要です。


断食の効果


断食は胃腸の機能を休ませる目的でおこなわれますが、ダイエットという面も含みます。半日から3日ほど絶食状態になるわけなので、体重が減少するのは当然ですが、それをおもな目的とする「断食ダイエット」も流行っているようです。


むしろ、女性は消化・吸収の機能を正常化することよりも、ダイエットに重きを置いている人のほうが多いのかもしれません。


また、消化酵素を休ませて代謝酵素を活発化させて、代謝が正常に働くようにするという効果も期待されています。代謝が良くなれば、シミやシワなどの肌トラブルの改善、体内毒素の減少による血流改善などの効果もあると考えられています。


さらに、ふだん肉類を多めに摂っていて腸内環境が悪くなっている場合などは、その摂取を抑えることによる腸内細菌のバランス改善効果もあるとされています。


個人的には、ストレス増加をまねきかねない断食には注意も必要だと思う反面、適切におこなえば上記のようなメリットをしっかりと享受できるのではないかという期待もあります。


断食前の準備と断食後のケアが大切


断食(ファスティング)をおこなうには、事前の準備が必要です。準備期間をしっかりととらないと、断食中に「好転反応」という反応が起きやすくなったり、強く出たりしてしまう可能性があるからです。


好転反応とは、絶食状態になったときに毒素の排出がなされることなどによって起こる現象で、眠気や倦怠感などが強く出るというものです。


この好転反応は、準備期間をもうけずに急に断食をおこなったり、断食をしているあいだにビタミン・ミネラルを補給せずに水の摂取のみでおこなったりしたときに強く出るとされています。


好転反応が強く出ると、途中で断食をやめてしまい、思ったような効果が得られずストレスだけが残ってしまうことになるというリスクがあります。


そのため、断食をおこなう前にはきちんと準備期間をもうけて、そのあいだに少食にしたり、野菜や豆類などを中心とした低カロリーの食事にしたりして、断食前に空腹に慣れておくことが大事です。


そして、断食後のケアも重要です。絶食状態が終わったあと、急にふだんの食事に戻すと胃腸が驚いて調子を崩してしまう可能性がありますし、ダイエット目的でおこなったのならリバウンドを起こしてしまうリスクも考えなければいけません。


お粥や、野菜や豆類などを中心とした胃腸にやさしい食事をとりながら、じょじょに以前の食事内容に戻していくことが望ましいです。


もちろん、急に肉類を摂取することは胃腸に悪いだけでなく、善玉菌の栄養がない状態で悪玉菌を増やす要因をつくることになるので、極力避けるべきことだと思います。


このような事前と事後のケアがきちんとできるのなら、断食は腸内環境に良い影響をあたえるかもしれません。胃腸がスッキリしたり、ダイエット効果が期待できたりすることは、ストレス緩和につながり、悪玉菌の抑制にも効果的です。


断食をおこなう場合は、事前の準備と事後のケアをきちんとおこない、ダイエットや腸内環境の改善がきちんとなされるように気をつけながら、実践するようにしましょう。